ご あ い さ つ 理事長 中野 竹冶
第45回福島県理容競技大会が東北の湘南と言われる、穏やかな美しい海、そして、温泉や観光地の多い、ここいわき市において多数のご来賓の方々にご出席を賜り、盛大に開催できますことは、この上ない喜びでございます。
本大会は県組合の最大のイベントであり、優勝者は東北大会、全国大会、そして、世界大会にも続く大きな夢のある大会であります。
今、時代は大きく変わり、消費者のニーズは多様化し、未曾有の不況も重なって、業界をとり巻く経営環境は、大変厳しい状況が続いております。
しかし、時代がどう変わろうと、人々の健康で美しくありたいと願う気持ちは変わることはありません。
こういう時だからこそ、本物の技術に磨きをかけることです。
消費者は安全、安心と確かな技術とサービスを求めています。理美容所の洗髪設備の設置義務と出張理美容に対する県条例も制定されました。
消費者の更なる安全を守り、地域に貢献し社会と共に歩む、理容を強く目指して行こうと思っております。
今、福島県の若手は全国から注目を浴びております。技術五輪の全国大会で理容職種において全国初の三連覇を達成しました。そして、今年8月末から9月にかけてカナダのカルガリーで開催される世界大会に日本の理美容の代表として、県北の田中優衣選手が出場します。
世界に福島県魂を発揮し、頑張ってくれることを願っております。
こうした選手達も、本大会を通じて誕生しました。夢は決して不可能なものではありません。競技に熱中する皆さんは業界の大きな財産であります。
また、大会を通して、組合相互の融和と団結が更に深まることを願うものであります。結びに本大会を開催するにあたり、担当方部であります、いわき方部の皆様方には大変お世話になりました。
また、地元いわき市初め、多くの方々にご支援、ご協力を賜りました、関係各位の皆様方に心から感謝とお礼を申し上げまして、挨拶に替えさせていただきます。